人はどこかで変わる。年齢と共に進化

人はどこかで変わる。年齢と共に進化

64歳主婦です。幼い頃よりつい数年前迄、手芸なんぞとは一番遠い所に居ました。学生時代の家庭科の浴衣の縫製課題も全て親まかせで提出し、「この縫い方は古いやり方だとお母さんに教えてあげなさい」と担任にもバレバレの有り様でした。

 

 

結婚して子供が出来てからも縫い物苦手は変わらず、学校の提出物、雑巾縫い・手提げ袋・ゼッケン作り等、ミシンが使えない私はひたすら手縫いに励みました。内心は勘弁してくれと言うのが正直な思いでした。

 

 

浮気って凄い言葉だな。

 

 

それが定年を間近に控えた数年前より、あろうことかニットのマフラーを編み始めました。週に一度、高齢の母を見舞うのがその頃の私の大切な役割でしたが、認知症とはいかない迄も、かなり怪しくなってきた母を励ます意味も込めて、母に教わりながら編んでみようと始めたのです。手仕事が得意だった母の覚醒振りは期待以上でした。

 

 

それがきっかけとなり 、パッチワークを趣味としている友人が近くに居た事も有って、ついに私も針を持つようになりました。

 

 

 

始めてすぐに気付いたと言えば、きちんと型紙のあるような作業はやはり自分には向いていないという事です。

 

 

しかし、そのパッチワークの中にクレージーという手法もある事を知り、俄然ヤル気が出て来ました。そうだ、思うままに何だって作るぞとばかり創作活動に励んだのです。丸型の鍋敷きを作る際には勿論コンパス等は無いので、大小の茶碗がいい働きをしてくれました。

 

 

 

テーブルセンター・タペストリー・ランチョンマットと曲線の無いものは簡単とばかりに枚数が増えていきました。

 

 

 

古い柄のワンピースや日本手拭の面白い模様を使って、色味を考えるのが楽しくてなりません。その昔、心の中で「チッ面白くもないわ」と悪態をついていた私からは想像も付かない今の自分なのです。

 

 

 

端切れに囲まれ次のプランを練るその時が私の至福の時間となりました。